血液・尿・生理機能などの中央検査室のご案内

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面会時間
平日・土曜(診察日)14:00-20:00
日曜・祝日・土曜(休診日)10:00-20:00
新生児の面会 14:00-15:00、17:00-18:00
tel:0442440131
受付時間|午前 8:30-11:00(土曜:11:30)午後 13:00-16:30

血液・尿・生理機能などの中央検査室のご案内

当院中央検査科は、いつも迅速で高品質な臨床検査結果を提供することを第一に考えています。
当科で実施している検査は、生理検査、検体検査(生化学検査、血液検査、免疫血清検査、一般検査、輸血検査)、病理検査(細胞診)を行っています。

特色

1、最新の検査機器の導入により、迅速かつ精度の高い実施しています。

2、外来診療前検査、化学療法室での治療前検査は、迅速に検査結果を報告しています。

3、検査の品質維持については、臨床検査担当医師と協力し臨床的視点を学び、また以下の各種外部精度管理保証に参加しています。

4、自身の知識向上を目的に、学会・研修会などに参加しています。

5、国家資格である臨床検査技師免許は全スタッフが取得しており、その他各種学会が認定する資格も取得しています。


外部精度管理保証への参加

○日本医師会臨床検査精度管理調査

○日本臨床衛生検査技師会精度管理調査

○神奈川県臨床検査精度管理調査

○日本臨床細胞学会施設認定制度外部精度管理

検体検査

生化学検査とは

採血した血液や尿などさまざまな成分を分析して、異常がないかまた、どのような疾患なのか、炎症の有無などを調べる検査です。

生化学検査の内容

検査の目的検査項目
肝臓 AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、γGTP、ALP、T-Bil、D-Bil
腎臓 尿素窒素(BUN)、クレアチニン(CRE)
膵臓 アミラ-ゼ(AMY)、膵アミラーゼ(PAMY)
心臓 クレアチニンキナ-ゼ(CK)、CK-MB
糖尿病 グルコ-ス(GLU)、ヘモグロビンA1c(HbA1c)
動脈硬化 総コレステロ-ル(T-cho)、中性脂肪(TG)、HDLコレステロ-ル(HDL-C)、LDLコレステロ-ル(LDL-C)
炎症 CRP
栄養状態 総蛋白(TP)、アルブミン(ALB)

血液検査とは

貧血、白血病、出血傾向などの血液疾患の診断、経過観察に欠かせない検査です。

またその他の疾患の検査でも重要な検査です。

血液検査の内容

検査名
検査の内容
血球算定

血液中の赤血球、白血球、血小板の数を測定します。
血液像

血液中の細胞の形態を顕微鏡で調べます。
凝固線溶機能検査

出血傾向を調べます。

免疫血清検査とは

血液中の病原体の有無やホルモンなど微量な物質の測定します。

免疫血清検査の内容

検査目的
検査項目
感染症

肝炎ウイルス(B型、C型)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、梅毒検査
ホルモン

甲状腺ホルモン、インスリン
心臓

BNP
腫瘍マ-カ-

AFP、CEA、CA19-9、SCC、PSA

一般検査とは

尿、便、体腔液検査、インフルエンザウイルス検査などを行っています。

一般検査の内容

検査の種類検査内容
尿検査 尿蛋白、尿糖、潜血、また尿中の有形成分を顕微鏡で観察します。
便検査 消化管からの出血の有無を調べます。
その他 胸水や腹水、脳脊髄液、精液検査、インフルエンザウイルス検査など

輸血関連検査とは

血液型検査・不規則抗体検査・交差適合試験を実施しています。

輸血検査はキャプチャ-法による全自動輸血検査機器を導入したことにより、通常業務だけでなく宿直、夜間帯でも輸血検査の安全性を保つことが可能となりました。

また、血液製剤管理も輸血管理システム導入により、手書き伝票は廃止しヒュ-マンエラ-を回避しることに努めより安全で適正な輸血療法を目的としています。

病理検査とは

病理診断検査は人から採取した臓器を扱う組織診(外注検査)、剥離・吸引した細胞を扱う細胞診(院内検査)に分けられます。


細胞診検査とは

患者様から採取した細胞をスライドガラスに塗り染色し、顕微鏡で個々の細胞を観察して、良性・悪性を診断する検査です。検査部位は婦人科領域(膣部、頸部、内膜)、口腔、消化管、膵胆道、乳腺、甲状腺、唾液腺、尿、体腔液(胸水・腹水)、脳脊髄液、肺、軟部組織などです。

細胞採取法は部位により異なりますが患者さんへの侵襲性が低く、病理組織診断検査より容易で迅速な標本作製が可能であり、ガン細胞の検出や予後の診断に有用な検査です。

細胞診検査は細胞検査士の資格を持った検査技師と細胞診専門医とのダブルチェックで診断をおこなっております。

日本臨床細胞学会施設認定 第0334号

生理検査

心臓・肺・脳・神経などの生理的反応や機能を、医師や検査技師が直接患者様に触れて実施する検査です。

検査室の場所

2階内視鏡センタ-横の生理検査室で行います。

生理検査項目

心電図検査、負荷心電図検査、ホルタ-心電図検査、呼吸機能検査、脳波検査、聴力検査、重心動揺検査、鼻腔通気度検査、神経伝導速度検査、ABI、新生児ABR検査。

腹部超音波検査、心臓超音波検査、泌尿器超音波検査、

その他のエコ-検査(乳房・甲状腺・頚動脈・末梢血管など)

検査内容

○心電図検査とは、心臓の電気的な活動を波形として表したものです。心疾患の有無を調べます。

検査時間:5分程度

○負荷心電図検査とは、階段昇降などの運動をして心電図の変化を調べます。

 検査時間:15分程度

○ホルタ-心電図検査とは、携帯型心電計を用いて24時間の心電図変化を調べます。

 検査時間:24時間

○呼吸機能検査とは、呼吸器系疾患の診断のために行う検査です。

 検査時間:10分

○脳波検査とは、頭皮上に電極を付け、脳の細胞から出るごく微弱な電気的活動を波形に表して記録る検査です。てんかん・意識障害・脳器質疾患疑いなどの診断に役立ちます。

 検査時間:60分

○聴力検査とは、どのくらい小さな音が聞こえるかということを測定する検査です。またいろいろな検査方法があります。

 検査時間:15分

○重心動揺検査とは、「めまい」「ふらつき」を調べる検査です。

 検査時間:5分

○鼻腔通気度検査とは、鼻呼吸状態を客観的に調べる検査です。

 検査時間:5分

○神経伝導速度検査とは、末梢神経の障害を調べる検査です。

 検査時間:60分

○ABI(足関節上腕血圧比)とは、閉塞性動脈硬化症(ASO)の検出、診断をします。 
 糖尿病、高血圧、高脂血症の動脈硬化の判定をします。

 検査時間:10分

○新生児ABR検査とは、新生児の聴覚障害を調べる検査です。

各種学会認定有資格技師

≪認定機関≫≪取得資格≫≪資格者数≫
日本臨床細胞学会認定 細胞検査士 細胞検査士 1名
International Academy of Cytology(IAC) 国際細胞検査士 1名
日本超音波学会認定 超音波検査士(消化器) 2名
超音波検査士(循環器) 2名
超音波検査士(体表臓器) 3名
超音波検査士(泌尿器) 1名
日本心電学会 認定心電検査技師 2名
日臨技認定協議会 認定一般検査技師 3名
日本臨床検査同学院 二級臨床検査士(臨床化学) 2名
二級臨床検査士(神経生理) 1名
緊急検査士 6名
二級臨床検査士(血液) 1名
日本静脈憩腸栄養学会 栄養サポ-トチ-ム(NST)専門療法士 1名
認定NPO法人乳房健康研究会 ピンクリボンアドバイザー 1名