画像診断専門医による精度の高い画像診断及び治療を行う為、最新のMR装置やCT装置等の医療機器を取りそろえ、より高度で安全な医療技術を提供しております。
MRI(磁気共鳴画像)とは非常に強い磁石と電波を使って人体の任意方向の断層像を得る検査です。
特に早期の脳梗塞などの頭部、整形外科分野の脊椎・四肢の関節、婦人科・泌尿器科分野の骨盤部の描出能力に優れています。使用する磁気や電波は無害で、放射線は使用しませんので被曝の心配は全くありません。検査中、連続的に大きな音がしますが耳栓かヘッドホンをしていただきますので心配いりません。
CT撮影では抽出できない超急性期から急性期脳梗塞の診断が可能であり、血栓溶解療法や脳血管治療の緊急時検査にも対応しています。MRI検査は特殊な環境下で行う検査ですので注意事項を十分にご確認ください。
シーメンス社製 超伝導磁石式全身用MR装置
1.5T MAGNETOMU Avanto
「CT」とはComputed(コンピュータを用いた) Tomography(断層撮影)の略称で、X線を使って走査したデータをコンピュータによって画像化する技術・装置のことで、通常「CT」といえばX線CTのことをいいます。
MRIとの違いは、短い時間で検査ができることや骨の情報を得やすいこと、騒音や閉塞感が少ないなどの利点がある一方、放射線被ばくがあること、軟部組織を描出する能力が弱いことなどの欠点もあります。検査する部位・目的や症状などによってCTとMRIは使い分けたり補い合ったりします。当院では64列のマルチスライスCTを導入し、冠動脈(心臓)をはじめ頭部血管や各部位の血管造影検査も行っています。
東芝メディカル社製 全身用X線CT診断装置
Aquilion CX
マンモグラフィーとは乳がんを見つけるための乳房専用X線撮影検査のことです。乳がんの初期症状であるとても小さな石灰化や、セルフチェックではわかりにくい小さなしこりなどを写しだすことができます。検査の都合上、衣類などの布も写ってしまうため上半身はすべて脱いでもらい、専用の検査着に着替えていただきます。そのため当院では、必ず女性技師が撮影を担当しております。また女性技師は全員、日本乳がん検診精度管理中央機構の認定資格を取得しています。この検査を受けるにあたって、特別な食事などの制限はありません。ただし、豊胸手術を行っている方、ペースメーカーを装着している方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けることができません。授乳中の方は乳腺が発達しており通常の乳腺の状態と異なります。そのためがんなどの病気が見えづらくなるので、当院では検査をおすすめしていません。
シーメンス社製 据置型デジタル式X線診断装置(FPD型)
MAMMOMAT Inspiration
血管撮影とはエックス線により血管の形態 や 血流の状態 を調べる検査です。
目的の血管を選択的に診断するため、太もも や 腕の動脈から 細い管(カテーテル)を通し、造影剤 を注入して撮影します。
カテーテルを通過させるための太めの管(シース)を挿入するときに痛みを伴いますが、シース留置後は痛みもなく検査を受けられます。手術のように大きな傷を付ける必要はなく、傷も数mm程で済みます
当院では、2012年に東芝メディカル製の装置を導入しました。
Infinix Celeve™-iシリーズ
● 画像が鮮明
● 被ばくが少ない
血管撮影検査を受けることで、病気の原因を発見できます。
くも膜下出血 ⇒ 脳動脈瘤(りゅう)の破裂
脳梗塞 ⇒ 血管狭窄(きょうさく)
血管撮影により治療の必要がある病気が見つかった場合は、
血管内治療 IVR (Interventional Radiology) を行い、治療することもできます。
手術によって大きな傷を付けることなく、カテーテルで血管の中から治療可能です。
くも膜下出血の原因である脳動脈瘤(りゅう)が見つかった場合に施行されます。
カテーテルから動脈瘤の中にコイルと呼ばれる金属をを詰めることで破裂を防ぐことができます。
狭窄部に金属性の網状の筒を留置し、血管を拡張させて血液を流れやすくします。
カテーテルで血栓を吸引して回収し、血流を回復させます。最先端技術であるPenumbra(ペナンブラ)を導入しています。
腕の血管からカテーテルを挿入し、心臓を栄養する動脈(冠動脈)を診断します。
狭心症や心筋梗塞の原因となる血管がある場合は、血管内にステントと呼ばれる網状の金属を留置して狭窄を治療します。
傷も小さく、翌日には退院可能です。
東芝メディカル社製 デジタル式循環器用X線透視診断装置(FPD型)
Infinix 8000C/J6
密度測定装置とは、骨のカルシウムを測定して骨の強さを測る検査です。
特徴(検査内容)としましては、高齢者の骨折しやすい腰椎と股関節を主に測定します。
痛みもなく、放射線被ばく量もわずかで正確に測定します。 再現性に優れ、測定値が正確でばらつきが少ない検査です。約5~10分間程度検査用ベッドで横になるだけで、息止めもなく簡単に検査ができます。
検査データは保存されるため継続的に検査が受けられます。
HOLOGIC社製 二重エネルギー骨X線吸収測定装置
Explorer C