お知らせ
患者さんは単に病気を患っている訳ではなく、個人的にさまざまな背景を持ちながら病気を抱え込んでしまったものと考えています。個々の患者さんによって治療方針はさまざまであるはずです。
当科では日本の多くの病院でスタンダードとされている治療を患者さんに提示しつつ、その患者様に最も適切な治療をテーラーメードで作り上げたいと考えています。
したがって患者さんも遠慮せずにご希望をお伝えください。
泌尿器科は腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣(睾丸)副腎などの臓器の病気を診断・治療する診療科です。近年の高齢者人口の増加に伴って泌尿器科の外来を受診する方は増加の一途をたどっています。
急に回数が増えた時は、男性では前立腺炎や女性では急性膀胱炎が考えられます。抗生剤の一日も早い投与が大事です。
徐々に頻尿となった場合には、男性では前立腺肥大症、女性では過活動膀胱が考えられます。TVでも情報提供されているように最近では次々にいいお薬が使用されるようになっています。
いずれも医師の処方のもとに治療することが重要です。
圧倒的に膀胱や尿道の炎症で起こる症状です。
抗生剤を服用すると共に、基礎疾患の有無を厳重に検査すべきです。はなはだしい場合、尿が赤く出血したり、高熱を出したりすることがあります。そうなる前に受診して下さい。
・トイレに行っても尿が出始めるまでに時間がかかる
・尿が途中で途切れてしまう(尿線中絶)
・お小水の勢いが弱くなった(尿勢減弱)
・夜間に何回もお小水に起きなくてはならない。(夜間頻尿)
・お小水をしても残った感じがする(残尿感)
このような症状があらわれたら前立腺の病気が考えらます。
・・・前立肥大症、前立腺癌など
上記のような症状を自覚して来院する患者様には、排尿に関するアンケート調査をお願いしています。受付でアンケート用紙にお書きいただきますが、目や手のご不自由な方は結構です。
また当院では排尿を経時的に記録する排尿曲線を描くことで患者様自身にもわかりやすく排尿障害を理解できるように、排尿流量検査を積極的に行っています。このような方は尿をためて来院してください。
治療前後で排尿曲線が改善することで、患者様自身も治療効果を客観的に実感できると思います。
前立腺癌の鑑別のためPSAという血液検査も必須です。当院では、その日のうちにPSA検査結果をお話しするようにしています。
前立腺肥大の強い方には手術をお勧めすることもあります。1週間ほどの入院となります。
腎臓、尿管、膀胱のどこから出血しても、最後は尿道から血尿として出てきます。炎症や結石でも出ますが、見逃してはいけないのが尿路の腫瘍(癌など)でしょう。
したがって内視鏡検査やCT検査が必要です。当院では軟性膀胱鏡を常備し、痛くない内視鏡検査を積極的に行っています。CT検査も当日中に施行可能です。
性行為の後であれば性感染症(淋病やクラミジア感染症など)が疑われます。性行為と関係なく膿が出る人がいますので、いずれにせよ精査が必要です。
検査結果には1週間必要ですが、必要ならすぐに治療を開始します。
咳をしたり、重いものを持った時に尿が漏れるのであれば腹圧性尿失禁が考えられ、薬物療法や手術療法を行います。
トイレに行きたくなったらすぐ行かないと間に合わない(切迫性尿失禁)のであれば過活動膀胱が考えられます。
最近、過活動膀胱は新しい薬剤が次々発売され、治療成績は改善されています。ただ副作用もありますから、経験ある専門医のもとで治療を受けてください。
さらに見逃してはならないのが、多量の残尿があるにもかかわらず苦しくないからと言って、受診を後回しにしている高齢者(特に女性)の多いことです。
当科では排尿異常の患者様すべてに必ず残尿検査を実施し、腎臓や膀胱の不可逆性変化をきたす前に排尿異常を検出するよう努力しています
生活指導から手術まで幅広くご相談に応じます。
発熱と痛みがある時は精巣上体炎(副睾丸炎)が考えられます。もし、痛みが無い時は精巣腫瘍ができていることもあります。素人判断せずに必ず受診してください。
必要ならすぐに入院・手術をお勧めすることになりますが、多くの方は痛みを伴う副睾丸炎ですのでお薬で治ります。
尿路結石、とくに腎臓にあった結石が尿管に落ちてきたような場合に、こうした症状が出ます。すぐに腹部CTなどを撮って診断し、適切な治療方針を立てることが重要でしょう。
ただこの病気の場合は痛みが強いものでも自分自身で結石を排出できる人が多いのも事実です。
軟性・硬性膀胱鏡、処置用膀胱鏡、尿管鏡、排尿流量測定装置、超音波残尿測定装置、
空気圧式砕石装置(尿管用、膀胱用)、膀胱内圧測定装置(男性ではPressure Flowも可)など
氏名 | 冨田 雅之 |
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役職 | 部長 |
出身大学 | 慈恵医大卒業 |
資格 | 日本泌尿器科学会指導医 |
氏名 | 池本 庸 |
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役職 | 医師(非常勤) |
出身大学 | 慈恵医大卒業 |
資格 | 日本泌尿器科学会専門医・指導医・評議員 日本アンドロロジー学会評議員 日本生殖医学会評議員・生殖医療指導医 東京慈恵会医科大学客員教授 米国泌尿器科学会会員 国際アンドロロジー学会会員 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 冨田 | 浅野 | 冨田 | 冨田 | 冨田 | 冨田 |
池本 | 池本 | |||||
午後 | 冨田 | 浅野 | 冨田 | 冨田 | 冨田 | ー |
池本 |
初診受付 | 再診受付 | 診察開始 | |
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午前(月~土) | 8:30~11:30※ | 9:00 | |
午後(月~金) | 13:00~15:00 | 13:00~16:00 | 13:00 |
受診について
太田総合病院では、予約されている方や紹介状のある方が優先です。
また、予約された方は予約時間より前にお越しになっても、時間までお待ち願います。